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十人委員会 (ヴェネツィア共和国) : ウィキペディア日本語版 | 十人委員会 (ヴェネツィア共和国)[じゅうにんいいんかい]
十人委員会(じゅうにんいいんかい、ヴェネツィア語: 、)とは、1310年から1797年に存在したヴェネツィア共和国の統治機構。 Consiglio dei X、CDX、i Dieciなどとも呼ばれ、十人評議会や十人会などとも訳される。 == 歴史 ==
=== 設立の経緯 === 十人委員会は1310年に当時のドージェであるピエトロ・グラデニーゴによって組織された。これは、同年6月にを中心として勃発したクーデター未遂事件がきっかけであり、委員会の当初の責務は共和国をあらゆる反逆から守る事であった。一事件に対処するための組織として設立されたため、当初委員会は数か月で解散することとされていたが、比較的規模が小さいために迅速な決定が可能であると同時に国家機密の保持に適している点が評価され、1335年に(1334年とする説もある)常設の機関とすることがにより決定された。また、1382年には独自の資金と会計を持つに至り、財政上も他の政府機関から独立した機関となる〔。彼らはその後も徐々に様々な権限を獲得して影響力を高めていき、1457年には当時のドージェのフランチェスコ・フォスカリを辞職に追い込みさえした。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「十人委員会 (ヴェネツィア共和国)」の詳細全文を読む
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